はじめに|スマホ割合と購入時期|誰が料金を?ウィルス対策|メール頻度と保護者との約束|利用するSNSとケータイ必要性 | ||||||
平成8年生まれの平成25年度現在の高校2年生に聞きました。 前ページまでの調査は平成6年生まれの平成24年の秋時点で3年生だった生徒に対して行った調査結果ですが、このページは平成8年生まれの生徒に対して平成25年の春に行った調査結果です。前回調査ほど詳細なアンケート調査ではないのですが、前回調査の不十分な設問を修正した調査項目をいくつか設定し、アンケートを行いました。ではアンケート結果と私なりの分析をご覧ください。 |
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1.自分のケータイを持っていますか? はい いいえ
2.ケータイの種類は? スマートフォン ガラケー
3.一日のケータイの利用時間はのべ何時間ぐらいですか?
4.インターネット上のサービスで現在利用しているものにすべてを答えてください。現在は利用していないけれども過去に利用した経験があり、現在もアカウントを削除していないものは答えてください。(複数回答可)
5.一日のうちで利用回数がもっとも多いものを一つだけ選んでください。
6.一日のうちで利用時間がトータルでもっとも多いものを一つだけ選んでください。
まとめ (1) ケータイ保有者の8割が利用するLINEの勢いを感じました。これから上級学校に進学する生徒は進学後もLINEでの友達同士でのコミュニケーションする場面が多いのかもしれません。しかし、将来社会人になり、特に事務職などに就くとLINEで培ったコミュニケーション能力は生かされません。文章が記録として残る「電子メール」でのコミュニケーションのほうが多いはずです。見積書や注文書をメールの添付ファイルでやり取りする機会も多いはず。情報科教員としてはもっとメールを積極的に利用して、書き方やマナーの勉強も実践を通して学んでほしいと考えています。 (2) YOUTUBE、ツイッター、ミクシーもアカウントを約半分の人は保有しているものの、利用率はそれほど高くないという結果だと個人的に分析しました。また、ツイッターの流行はすでに峠を越して、FaceBookあたりに流れていると勝手に考えていましたが、現実はそれほどではありませんでした。 お手軽さではツイッターに軍配があがるので高校生にはツイッター利用がまだ多いようです。反面、本名登録を基本とするFaceBookも4分の1以上の生徒が登録済みである現実に少なからず不安を覚えます。 (3) ブログの利用はほとんどありません。10パーセント台です。LINEへの世代交代で流行も終わったのだと感じています。 (4) ケータイの利用法が大人が考える利用法と大きな隔たりがあります。6年生まれ調査と同様でケータイの通話での利用はほとんどありません。LINEに通話機能も実装されていますので、本来の電話の使い方をする生徒はあまりいないことが分かります。LINEは一過性の流行のものと現時点では個人的に勝手に分析しています。形を変えたり、新たなサービスを付加しない限り、今後10年間は継続できないはずです。数年でそれに代わる新たなSNSが必ず出現してくるはずです。 (5) FaceBookの動向も気になるところです。ブログのように写真や動画が投稿でき、友達とメッセージのやりとりができ、ドキュメントを作成して提示できます。ビデオ電話も可能です。コミュニケーションの多機能さではLINEを上回っていますが、手軽さではその多機能さが逆に足をひっぱり、LINEに比較して高校生には敷居がやや高いものとなっているのだと思います。また、グループ機能などがすでにありますが、高校生が利用しやすいようにさらに形を変えるかもしれません。もし、メッセンジャー機能で画像を送信できたら、LINEのスタンプ機能とほとんど変わりません。高校生がLINEにあきだしたら、もしかしたらFaceBookに流れるかもしれないと考えています。 (▼H25.5月追記) FaceBookのチャットに画像送信機能がついたようで、これでLINEのスタンプ機能とほどんど変わりません。 (6) 流行に敏感な若者と、次々と出現するSNS。本校生徒もその若者の中に属しており、ボーとしていると、情報科教員にもかかわらず、自分が情報化社会の流れに取り残されそうな怖さをひしひしと感じています。とりあえず、授業に困らないように若者の流行に実践を通してついていこうと現在必死です。 更新 : 平成25年4月16日 (▼H26.12月追記) (7) 今年(平成26年)の春に新2年生へに対して似た内容の調査を行いました。その結果、とうとうケータイ所持率は100%になりました。この調査を開始して初めてです。学生の必需品ツールになったようです。スマートフォン率は96%でした。 更新 : 平成26年12月1日 | ||||||
(本文は平成25年4月調査結果・対象は高校2年生4クラス) |
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